■「教会はあこがれの場所」
先日、あるシスターが1冊の本を紹介してくれました。タイトルは『修道女スタイル』……。ピンクの表紙という斬新なデザインにビックリしながら、「どんな本なんだろう?」とページをめくってみました。
この本は、東京、関西、長崎にある、約20ヶ所の教会をはじめ、その周辺の散歩コース、キリスト教書籍、ロザリオやメダイ、シスターの手作りクッキーなどを紹介しています。
著者は、「十字架の屋根の下には何があるのだろう?」と街中にある教会のそばを通るたびにあこがれを感じ、入ってみたかったそうです。しかし信者ではないので、いつも通り過ぎていました。そんなある日、勇気を出して教会の扉を押し、中に入ってみました。
教会の中は厳粛な雰囲気に包まれていました。いすに座っているうちに心が落ち着いてきて、普段の生活とは違う、祈りに満ちた「時の流れ」を感じたそうです。日曜日には老若男女がミサに集まり、それぞれの人が苦しみや喜びをたずさえて祈っている姿を見て、「いろんな教会を訪ね、感じたことを他の人に伝えたい」と、執筆したそうです。
全ページカラーで、ステンドグラスなど、教会の写真がとても美しいのが印象的です。わたしもまだ洗礼を受けていなかったとき、ドキドキしながら、はじめて教会に入ったときのことを思い出しました。信者でない方にとって、教会は入りにくい場所かもしれませんが、「信じる、信じない」に関わらず、すべての人の祈りの場です。
この本は、日本図書館協会選定図書にも選ばれています。なぜタイトルが『修道女スタイル』なのか、ちょっと分かりませんが、一般の出版社から、教会を紹介したこんなかわいらしい本が出されたことはうれしいことです。人びとにとって、教会が少しでも身近なものになってくれたらいいなと思いました。
タイトル:『修道女スタイル la Religieuse』
著者:プロジェ・ド・ランディ
定価:1,630円(本体1,600円+税)
A5判 並製 120ページ
ISBN978-4-575-30116-8 C0076
発行:双葉社





























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