■好きな番組(13)……ラスト・フレンズ
フジテレビ 木曜22:00~22:54
タイトルの「ラスト・フレンズ」とは、どういう意味なのでしょう? ドラマの終わりに何が出てくるのか……期待して見はじめました。タイトルもいいですが、出演者もすごい、若手の演技派ばかりです。いろいろな役柄を演じ、映画にドラマにと活躍がめざましい長澤まさみ、上野樹里、瑛太、氷川あさみが中心の群像ドラマで、それぞれに難しい役柄を深くていねいに演じていて、それだけでも見応えがあります。錦戸亮君の演技も、怖い~~~です。さらにすごいのが、内容です。
長澤まさみ演じる美知留は美容室に勤めています。「さみしい子ども時代を過ごしたもの同士、理解しあえる」と宗佑(錦戸亮)と暮らしはじめます。しかし、一緒に暮らして見えてきた宗佑の真の姿は、想像もつかないものでした。美知留がいないとだめだと言いながら、自分の思いどおりにならないと美知留に暴力をふるうのでした。DVです。美知留の同級生瑠可(ルカ・上野樹里)は、久しぶりに合った美知留の傷ついた姿に耐えられません。シェアハウスをしている家に連れて帰ります。その家には、メイクアップアーティストのタケル(瑛太)、スチュアーデスをしているエリ(氷川あさみ)が暮らしていました。
回を追うごとに、登場人物各々が持っている悩みや真の姿が見えてきます。バイクのレーサーを目ざしてトレーニングを受けている瑠可は、男性と同じようなタイムで走れるように努力を重ねています。しかし、小さいころから感じている意識と身体の性の不一致に苦しんでいます。美知留に対しての思いは、友情を超えているようです。そんな瑠可を温かくそっと見つめているタケルは、女性とつきあうことは求めていないようです。
悩みを抱えた一人ひとりが、ハウスシェアという新しい形の共同生活をとおして、どのように成長していくのでしょう。ある意味で、家族以上にお互いのことを理解し助け合っています。その人と人の距離が絶妙に表現されています。
内容的にも、演技においても、なかなかの番組だなぁと感心しながら、どのような展開になっていくのかを楽しみにして、後半を見ていきたいと思います。
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