■神とともにあるモーゼ
「教会の祈り」の“読書”では、四旬節の間、第1朗読として「出エジプト記」が読まれています。
エジプトに住んでいたヨゼフの子孫のヘブライ人たちは、神の恵みによって数が増えていきました。それがエジプト人にとって脅威と感じたファラオは、生まれた男の子を殺したり、奴隷として過酷な労働を課したりしますが、人数が増えるのを止めることはできませんでした。苦しい生活から救ってくださいと訴える民の声を聞いた神は、王女の養子として育てられたモーゼを、イスラエルの民のリーダーとして選びます。モーゼは今までの生活をすべて捨てて、イスラエルの仲間と生きる道を選びます。
ファラオとの気の遠くなるやりとりを経て、モーゼたちはエジプトから脱出することができます。イスラエルの民は自由を求めて、神が用意してくださっている約束の地へ向かうのです。しかしそれは、砂漠を歩く過酷な長い旅でした。
神から選ばれたモーゼは、次々とおそってくる困難に文句を言う民の声を神に伝え、また神からの言葉を民に伝えて、何十万人という民を導いていきます。リーダーとして苦労するモーゼを、神は支え導きます。そして、「わたしがともにいる」という言葉を確かなものとします。
出エジプト記を読んでいくと、モーゼが神と親しく交わり、民の指導者として成長していく様子が伝わってきます。そして、今日読まれる「出エジプト記」(33章、34章)では、シナイ山で神と語ったモーゼの顔の肌が光を放っていると表現されています。神の思いを自分の思いとし、民の心を抱いたモーゼ。神の栄光をいただくようになりました。スゴイ!
「プリンス・オブ・エジプト」というアニメーション映画をご存じでしょうか? モーゼの姿を描
いたCGを駆使したアニメで、ホイットニー・ヒューストンとマライヤ・キャリーが主題歌を歌いアカデミー賞主題歌賞を受賞した作品です。宮殿で王子と兄弟のように育ったモーゼが、宮殿を出て、ファラオと敵対する苦しみが描かれています。
信じていれば きっと奇跡はおこるのよ
望みははなかくとも 決して消えることはないわ
きっと手に入るはずなのよ
信じていれば あなたはいつかきっと
それを手に入れることができるわ
信じていればきっと
神に選ばれた信仰の人モーゼ。彼の姿を追いながら、神により頼む者の生き方を見つめていきたいと思います。
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