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2008年2月 1日 (金)

■イエズス会総長になられたニコラス師

イエズス会の新しい総長になられたアドルフォ・ニコラス師は、上智大学神学部の教授として長い間教鞭を執っておられ、管区長としても働かれました。また、大学だけでなく、教会内でも、いろいろと活躍しておられました。わたしたちも神学の勉強会や講演会で、また修道院に来ていただいて宣教論などの講義をしていただいてお世話になりました。ていねいで、分かりやすいお話で、紳士的雰囲気がすてきな方でした。

アルペ神父と同じように、日本への宣教師から総長が選ばれたことに、わたしたちも喜びました。ま、日本の教会としては、損失かもしれませんが、世界の教会のための働きですから、喜んで送り出しましょう。

1/28のキリスト教@ワールドnewsに、ニコラス師についての記事がありました。日本での生活の体験を次のように語られたということです。

「アジアで奉仕する前には、宗教信仰と実践に関して堅い見解の持ち主だったが、日本では、そのような態度は偏狭であるとみなされる。アジア的な姿勢は様々な視点を受け入れる。日本でわたしは、本当の宗教ははるかに深いものであることが分かった」。

日本人の宗教観は独特です。他のアジアの諸国とも違った独特のものでもあり、また、アジア特有の宗教的感性の中にあるとも言えます。言葉と知性の西欧に対して、アジアは「腹で感じる」ことを大切にしますから。修道会の会議でイタリア人と話していても、彼らが言葉の文化であることを、ひしひしと感じます。この違いは、遠くの空から想像しているだけでは理解できないことで、日本に来て、この土地に立ってもらわないと分からないことかもしれません。もちろん、ニコラス師はもっともっと深い意味で「本当の宗教ははるかに深いもの」とおっしゃっているのでしょうけれど、土台が違うのは確かです。偉大なカトリック作家・遠藤周作は、文学をとおして日本人の身丈にあったカトリックを探求し、苦悶し、表現したのですものね。あの影響力のある修道会の総長になられた方が、そういういことを体で感じたと表現してくださったことに、うれしくなりました。

2万人という会員のトップとして、またそれだけに教会に影響力のある修道会の責任者として、たいへんなお仕事だと思います。身内から出た総長という親近感を持って、お祈りで応援したいと思います。

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コメント

アルペ神父と同様に
日本文化のよき理解者であられるニコラス師の、
イエズス会の新しい総長選任に、
日本の伝統文化の霊的土壌に根づいたキリストの花が、
色とりどりに、花開くことをお祈りいたします。

西洋蘭も美しいが、東洋蘭もまた美しい・・・
美しさと同様に、
愛は、すべての人が共有できるものだと思います。

投稿 寒椿 | 2008年2月 5日 (火) 02時18分

 東アジア管区長会議議長としてアジアに深く関わってこられたニコラス師が総長になられたことはアジアにとって大きな福音になることと思います。
「私たちは、自らを無にする過越の旅路をたどり始めなければならない。…最終的に私たちは、再び我らが同胞アジア人の「仲間」とならねばならない。…互いに自分を無とすることで、私たちは共に、新しい豊かさにたどり着くことができる。…「創造主の霊」をもって前へ進んで行こうではないか。」A・ニコラス『アジアにおけるキリスト教の危機』(神学ダイジェスト2007夏号)
国や民族や文化の違う土台のさらに奥にある人間の共通性に立ち、キリスト者として和解と一致を目指す時ではないだろうか。

投稿 五味惠子 | 2008年2月 3日 (日) 08時47分

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