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2007年11月16日 (金)

■仕事前の祈り

 今朝、郵便を出すために修道院を出て坂道を下っていったときのことです。曲がり角にカーブミラーがあり、そこに車とだれかが立っている姿が映っていました。角を曲がると、マンションの前には、黒塗りのハイヤーが止まっており、横には運転手さんが姿勢を正して立っていて、あきらかにお迎えの車と分かりました。次の瞬間、ハッとしました。その方が、十字を切ってその手を口に持っていったのです。「父と子と聖霊のみ名によって、アーメン」と祈るときに、額→胸→左肩→右肩と手を動かしてこの十字のしるしをします。通常は最後に両手を合わせるのですが、中には、最後の手を唇に持っていく人もいます。運転手さんは目をつむって祈っていらしたので、こちらもすーっと横を通ったのですが、ハッとしました。
 私たちも、車で出かけるときには、安全に目的地に着きますようにと祈るのですが、このような路上で祈る場面に出会ったことがなかったので感動してしまいました。安全運転を願ってか、さらには、今日一日の仕事のために祈っていらしたのかは分かりませんが、始業前の祈りというのでしょうか、とても美しい光景でした。
 「この坂をあがると修道院があって、聖堂で祈ることができますよ……」などと、声をかければよかったかな……と、ちょっと後悔しました。
 彼の車に乗られる方は、幸せですね。こちらも、さわやかな気持ちで一日を始めることができました。よい一日でありますように。

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コメント

ブログの「仕事前の祈り」を拝見しました。
なんとすばらしいことでしょう!私は今年洗礼を受け、今月25日の王であるキリストの主日に初めてゆるしの秘跡を受けました。私もあらためて自分の心身を家族にすべてささげることができれば・・と思ってます・・。

投稿 ベルナデッタ・テレサ | 2007年11月28日 (水) 23時03分

もう帰天なさったフランス人の神父様。
分厚い眼鏡をかけてスクーターにいつも乗っていました。
交差点に差掛るといつも十字を切り、講義終了後
みんなで先回りをして見ていました。
いつも見事に切っておられ、ほのぼのとした
安らぎを頂いていました。 +アーメン。

里子さま М~改名しました。
私も同じようにお邪魔虫をさせて下さいね!

投稿 うめ | 2007年11月17日 (土) 12時34分

とってもとっても ほっとするお話をありがとうございました。  なんか 殺伐とした都心の”うわべ”しか見えないのですけど・・・ 御霊さまは、ちゃんと ちゃんと ひとりひとりに いて下さって 感謝です。  ゆっくり寝られそうです。 まだ勤務中の方(今22:34)夜勤の方に
祈る十字が 届きますように。 守られますように。

投稿 N | 2007年11月16日 (金) 22時34分

シスター、みなさまおはようございます。
いつも顔をだして、申し訳ありません。ちょっとは遠慮したいと思っているのですが・・どうも、いけません(汗)

その十字を切る光景は清々しいものだったでしょう・・
シスターの姿を見て、ふとそんな気持ちになったのかもしれません。この上に修道院があることを知っていたのかもしれません。
と言うのは、東京に住んで居た時、その時、電車の窓からカトリックの教会が見える時など、いつもこころの中で呟いていました。

それと、その時仕事をしていたのですが、とっても私にとっては厳しい職場だったので、必ずその職場に入るときは、
一呼吸して、誰も居なかったら、十字を切っていました。

そうしないと、一歩が踏み出せなかったのです。
そんなことを思い出しました。きれいごとでもなんでもなく、切実でした。

助けられて生活しています。信仰を頂いたこと、今更ながら感謝です。

投稿 里子 | 2007年11月16日 (金) 06時07分

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