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2007年11月24日 (土)

■心和む日本民家

 秋の遠足で、川崎にある「日本民家園」に行ってきました。小田急線「向ヶ丘遊園」駅から歩いて15分ほどのところの生田緑地の一角にあります。山の斜面に、風情よく並んだ23軒の民家は、17世紀後半から20世紀半ばまでに建てられた民家を中心に、水車小屋、船頭小屋、歌舞伎舞台などが、宿場、信越の村、神奈川の村、東北の村、関東の村に集められています。その他に、岩手、山形、三重、奈良、沖永良部島からの家がありました。解体するときに、ここへ集められた民家です。

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 地図を片手に、家の中に入って土間や座敷の構え、日常の生活道具を見ながら一軒一軒を訪れました。スタッフの人がいろりで火をたき、板間に上がるよう声をかけてくれる家もありました。合掌造りの山田家では、大勢の人がワラと格闘して冬囲いの準備をしていました。道の途中には、道祖神、馬頭観音などがあり、風情が出ています。

 次々と訪れる人々が、「懐かしいね」「懐かしいね」と言い合っていました。ずっと昔の家なので、当然住んだことはないのですが、なんとも郷愁を覚えます。紅葉が始まった山の木々の中、穏やかな日差しの青空に、藁屋根が美しく映えています。防風、防虫や、防雪など生活の工夫が至るところに見られる日本家屋に、先人たちの暮らしが見えてきます。

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 コンクリートに囲まれた今の生活の中で、藁葺、木、土という自然を使って造られた民家がやさしく訪れる人々を迎えてくれます。ホッとさせてくれる日本民家園で過ごしたひとときでした。

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2007年11月21日 (水)

■美しい光の海

 クリスマス・イルミネーションの季節になりました。世の中は、教会よりも1ヶ月早く、クリスマスへと人々の心を向けてきます。今年、東京で話題になっているのは東京ミッドタウンのイルミネーションです。

 行ってきました。「きれい!!!」のひと言です。日本庭園の横の広い芝生が青い光の海になっています。青色発行ダイオードの小さな光がしきつめられ、ときどき中央の光が動いて「天の川」になります。大勢の人が来ていました。みな、ケイタイでカシャッ、カシャッと撮影しています。しかし、周囲が暗く広い空間からなのでしょうか、じゃまになりません。青い光にとても心が落ちついてきます。いつまでもここでながめていたいな~と思ってしまいます。またいつか、時間をかけて来ようと思いました。

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江戸切り子で作られた巨大なクリスマスツリー。子どもたちが楽しそうにツリーの中で遊んでいました。

 表では光のカ ーテンや、竹につけたイルミネーションが風に揺れていました。最新の技術を駆使して制作されたイルミネーションは、訪れる人々を幸せな気持ちにしてくれます。

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Dsc076591  しかし思うのです。「クリスマス・イルミネーション」と銘打っていますが、そこに、「クリスマス」の本当の意味は考えられているのかしら……と。日本では「クリスマス」が違った意味になっていきそうで、本家本元の教会が、がんばらなければいけません。

 さて、お知らせです。東京・銀座の山野楽器で、11月29日(木)、30日(金)の両日、クリスマスキャンペーンとして、女子パウロ会のクリスマスCDが店頭販売されます。銀座で、そして大手のCDショップでこのようなイベントをしていただくことは、とてもうれしいことです。ぜひ、お立ち寄りください。

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2007年11月18日 (日)

■ネリネ

Nerine01  庭に、ネリネの花が咲きました。
 花に詳しいシスターにこの花の名前を聞くと「ダイヤモンドリリー」だと教えてくれました。しかし、翌日「ごめんなさい。この花はネリネだって」。そして、数日後「ネリネの別名がダイヤモンドリリーだそうよ」とのこと・・・。ついでに花の由来も教えてくれました。
 花弁に宝石のような光沢を持つことからこの「ダイヤモンドリリー」の名前がついたそうです。名前のとおり輝くように美しい花です。
 こんな話をしていたら、協力者の方が、「ネリネという名前も、ギリシャ神話の水の女神「ネーレーイス」からつけられたみたいいですよ」と一言。どちらにしても美しい花ということでうね。 Nerine02_2
 彼岸花によく似ているなと思って見ていましたが、南アフリカ原産のヒガンバナ科の球根植物だそうです。
 ピンクのこの花が咲いていると、庭がぱっと明るくなります。私も、この花のように、周りの人を明るくするような存在でありたいものです。

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2007年11月16日 (金)

■仕事前の祈り

 今朝、郵便を出すために修道院を出て坂道を下っていったときのことです。曲がり角にカーブミラーがあり、そこに車とだれかが立っている姿が映っていました。角を曲がると、マンションの前には、黒塗りのハイヤーが止まっており、横には運転手さんが姿勢を正して立っていて、あきらかにお迎えの車と分かりました。次の瞬間、ハッとしました。その方が、十字を切ってその手を口に持っていったのです。「父と子と聖霊のみ名によって、アーメン」と祈るときに、額→胸→左肩→右肩と手を動かしてこの十字のしるしをします。通常は最後に両手を合わせるのですが、中には、最後の手を唇に持っていく人もいます。運転手さんは目をつむって祈っていらしたので、こちらもすーっと横を通ったのですが、ハッとしました。
 私たちも、車で出かけるときには、安全に目的地に着きますようにと祈るのですが、このような路上で祈る場面に出会ったことがなかったので感動してしまいました。安全運転を願ってか、さらには、今日一日の仕事のために祈っていらしたのかは分かりませんが、始業前の祈りというのでしょうか、とても美しい光景でした。
 「この坂をあがると修道院があって、聖堂で祈ることができますよ……」などと、声をかければよかったかな……と、ちょっと後悔しました。
 彼の車に乗られる方は、幸せですね。こちらも、さわやかな気持ちで一日を始めることができました。よい一日でありますように。

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2007年11月13日 (火)

■いかに生きているか

 11月も半ばを迎え、教会の典礼暦も終わりに近づいてきました。「王であるキリスト」の主日に向けて、毎日のミサで朗読される聖書の内容も「終末」への色合いが濃くなっていき、私たちを最後のときのために準備させてくれます。

 11日の日曜日に読まれたルカ福音書では、復活について語るイエスと、復活はないと信じているサドカイ派の人々のやりとりが読まれました。聖イグナチオ教会のミサで、アルフレッド神父がとても分かりやすいお話をしてくださいました。私たちは「復活」と言われても、どういう状態なのか分かりませんが、イエスやマカバイ記の朗読から分かるのは、復活とは永遠に神と共に生きる状態だということで、それは、今の生活と違うということです。

Sinpan003  サドカイ派の人々が出している「復活」の世界は、結婚という日常生活の延長です。それに対してイエスは、復活の世界は新しい次元で、今の生活の延長ではないと言っています。まったく新しいいのちのあり方なのです。神父さまは、「『復活』を簡単に生活の延長上のことしてとらえず、しっかりと考えて自分の確信として持っていたい」と締めくくられました。

 今週読まれている第1朗読の『知恵の書』では、神に従って生きてきた者の終わりのとき、つまり死のことが語られています。先日、お亡くなりになったイエズス会の中井充神父さまは、最期に「アーメン」と言って息を引き取られたということです。主への信仰宣言であることばで人生を締めくくることができるなんて、なんと幸せなことでしょう。「人は生きてきたように死ぬ」と言います。今の私の生き方はどうなのか、新しいいのちの世界に入れてもらえる時を見据えながら、自分の心のあり方をじっくり見つめたいなと思いました。

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2007年11月10日 (土)

■小菊

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 小菊が庭に咲きました。華やかな花ではありませんが、なにかなつかしくなるやさしい花です。
 小菊は切り花にしても長持ちするので、よくお墓にお供えします。11月死者の月にふさわし花なのかもしれません。
 この小菊のように、ひっそりと、しかししっかりと主に倣って生きていけたらいいなと思っています。

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2007年11月 7日 (水)

■今度はピーマン

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 9月に庭のゴーヤをご紹介しましたが、今度はピーマンです。庭の隅っこのプランタンに大きくてしっかりしたピーマンができました。
 ゴーヤは、次々と実がなって食卓をかざってくれましたが、ピーマンも、大きな実をつけて、何の料理に変身するのかが楽しみです。
 ピーマンはビタミンCを多量に含んでいるので、風邪の予防に良いそうです。ビタミンPや葉緑素も含んでいるので、高血圧や動脈硬化にも良いそうです。
 ちょっと見た目はかたそうですが、このピーマン、シスターたちの健康を守ってくれそうです。

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2007年11月 3日 (土)

■500枚の原画展「旅に祈る」

Tabiniinoru_2  10月25日から30日まで、東京・市ヶ谷の山脇ギャラリーで村上光雄氏の500枚の原画展「旅に祈る」が開催されていると聞き、行ってきました。展示された、その画の数に驚きました。
 村上氏は、定年後北海道から沖縄までのカトリック教会を訪ねて描き続け、『やすらぎのキリスト教会』と題した画文集を3巻出版しておられます。
 村上氏は、定年後、四谷の麹町教会(イグナチオ教会)に通いはじめ、1988年の巡礼旅行で、イタリア・アッシジで受洗されたそうです。
 教会の絵を描きはじめられたのは、1987年、胃ガンの手術を受け、入院中に、五島・福江島の堂崎天主堂の写真を見て、退院後、全国の教会を描くことを思い立ったことがはじまりでした。スタートは日本先北端の利尻教会でした。
 村上氏の絵は、とても素朴で、見ている者の心を温かくしてくれるなにかがあります。
 そして、一つひとつ教会を訪ね、そのたたずまいを描き続ける村上氏は、定年を迎えた人たちにパワーを与えてくれるのではないでしょうか。

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