4月23日に来日したウィーン少年合唱団、今年は、初めての日本人のメンバー、カイ・シマダ君(13歳)が参加するとあって、ウィーン少年合唱団の来日がニュースになりました。
5/6(日)の午後、新宿・初台の東京オペラシティ・コンサートホールで開催されたコンサートに行ってきました。若々しいマルティン・シェベスタ氏の指揮とピアノで、11~14歳まで25名の少年たちの美しい歌声が、ホールいっぱいに響きわたりました。ピアノをはさんで、左右に2段で並んだ団員たち。日本人のカイ君は、ステージに向かって左側上段の中央にいました。ドイツ語、ラテン語、英語など、難しい言葉を、他の国の少年たちと同様に、すっかり暗記して歌っていました。
2004年にウィーン少年合唱団が来日したとき、日本人団員の受け入れが発表になりました。ウィーン少年合唱団の歌声を聞いて感動したカイ君は、ご両親に内緒で自ら連絡先に問い合わせをしたそうです。その決断力と行動力もさることながら、10歳そこそこの少年が、親元を離れ、言葉も文化も食生活も違うところにたったひとりで入っていく、その勇気に驚きました。どのように寮生活をしているのかしら……などと思いながら美しい歌声を聞いていました。
ソプラノの声は、大きな声で歌うと、ホール全体にビンビンと響いてきます。ほぼ満席のホールは、天使たちの歌声に魅了されました。パニス・アンジェリクス、アヴェ・マリアなど宗教曲の後は、雨に歌えば、サムウェアなどのポピュラーソングが続きました。一曲歌うごとに拍手。休憩の後は、日本語の歌も披露してくれました。全プログラムが終わった後もアンコールの拍手がなりやまず、何度も出たり入ったり。5曲も歌ってくれました。
翌日は、お昼のワイドショーに出演していました。VTRで、団員がおみやげを買っている場面が流れたのですが、カイ君がインタビューに日本語で答えていると、マルティン氏から「日本語を使ってはいけません。ドイツ語で答えるように」とご注意を受けていました。子どもたちが何を話しているか分かるようにということだそうです。「キビシー!!」でも、カイ君、それにきちんと従って、スタジオではドイツ語で答えていました。素直でかわいいですね。
そこでもう一つ感動したのが、ウィーン少年合唱団の考えです。「なぜ、オーストリア以外 の国の少年を受け入れるようになったのですか?」という質問に、マルティン氏はこう答えていました。「これだけメディアが発達した今、国際的になるように。また、紛争が絶えないこの世界で、異文化を学ぶだけでなく、交わることが大切だ」というのです。多感な少年時代に、「違う国の人と交わる」ということを理想として掲げるだけでなく、24時間びっしりと一緒に生活し、学び、歌って実際に生きさせてしまう……、すごいなぁと思ってしまいました。カイ君の他に、日本人とオーストリア人を両親に持つ兄弟も来日しています。
ウィーン少年合唱団は、5/16は福岡シンフォニーホール、その後も6/17まで各地でコンサートが続きます。南へ北へと移動が大変ですが、体に気をつけてがんばってください。そして、日本に清々しい風を吹き込んでください。
*下の画像、右から2人目下段がカイ君。(コンサートチラシより)
●団員プロフィール
http://www.japanarts.co.jp/html/2007/chorus/wien/pro.htm
●ウィーン少年合唱団来日
4月23日から6月17日にかけ「ウィーン少年合唱団」が来日
http://allabout.co.jp/children/infanteducation/closeup/CU20070418A/index.htm
●カイ・シマダ君
http://allabout.co.jp/children/infanteducation/closeup/CU20070418A/index2.htm
●公演日程
http://allabout.co.jp/children/infanteducation/closeup/CU20070418A/index3.htm
最近のコメント