■臼杵の石仏
大分県臼杵市には、大友宗鱗(おおともそうりん)によって築城された臼杵城跡があります。この城跡を取材したついでに、ちょっと足を伸ばして、国宝の指定を受けている臼杵の石仏に行ってきました。
「臼杵磨崖仏(うすきまがいぶつ)」とも言いますが、自然の岩壁や露岩などに、60余体の仏像を彫り造ったものです。
臼杵の石仏は、阿蘇溶結凝灰岩という軟質の石に彫られているため、風化しやすく、長い年月の間に亀裂を生じたり、剥落するなど傷みがひどくなっていたため、1980年から1994年まで14年間にわたり、保存修理工事が行われたそうです。
以前ここを訪れたとき、最も有名な「大日如来像」の仏頭が落ち、その像の前に頭部が置かれていたのですが、今回は、その仏頭は修復されていました。また、どの石仏にも、雨の浸食から守るためのりっぱな屋根がもうけられていました。
私たちが訪ねたときはあいにくの雨。しかし、この屋根のおかげで、ゆっくりと石仏を見学することができました。今年は温かいせいか、参道には菜の花が咲いていました。
宗教は違っても千年の風雨に耐え、人びとのひたむきな信仰のあかしを今に伝える石仏を見ていると、腹の底から動かされるような重みと感動を覚えました。
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コメント
人々の暮らしを見てきたお地蔵さんですね。
歴史を感じます。
アフガニスタンでしたっけ?タリバンによって、破壊された
石像を思い出しました。
投稿 里子 | 2007年2月 4日 (日) 17時41分